11月10日：ご不動様に感謝、原不動尊千願祭
波賀町原
原不動滝公園キャンプ場で原不動尊千願祭が執り行われました。正式には採燈大護摩供法要と呼び、山伏の読経などにより不動明王に祈祷を行います。この千願祭は、平成21年の台風9号が宍粟市に大きな被害をもたらしたなか、原地域に大きな被害が無かったことから、ご不動様に感謝を伝えようという機運が高まったことに始まります。実行委員会代表の小椋さんは「是非多くの方に来ていただき、ご不動様の恩恵に与っていただきたい」と話しました。
護摩供の様子です。来場者は護摩木に願い事を書くことができ、護摩木は護摩供の際に火に入れられます。護摩供の前には「山伏問答」「宝弓の作法」「宝剣の作法」「斧の作法」が執り行われます。
山伏問答の様子です。偽物の山伏が多くいた昔、問答を行うことにより本物偽物を見分けました。10分ほど絶え間なく問答が行われ、本物の山伏であることが認められれば護摩道場に入ることを許されます。
宝弓の作法の様子です。弓を東西南北と中央に放ち結界を守ります。
宝剣の作法の様子です。剣により人々の煩悩を断ち切ろうとするものです。
斧の作法の様子です。山の祭神に感謝の意、山のすべての生き物を崇めている様を表しています。
儀式を執り行ったのは、山伏の集団である千種行者講の皆さんです。写真は護摩道場に向かっている様子です。
最後は餅まきが行われました。来場者は、袋いっぱいになるほど懸命に餅を拾い集めていました。
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更新日：2019年11月29日