市長室から(平成25年度)

市長室から~夢を持つ~

平成26年3月4日

 厳しかった冬の寒さも和らぎ、春の足音が近づいてきました。

  みなさんお元気でお過ごしのことと思います。

 さて、世界中が熱気に包まれたソチオリンピックが、17日間の熱闘に幕を閉じました。葛西選手や羽生選手、浅田選手をはじめとする選手達の活躍は、私達に夢と勇気と感動を与えてくれました。

 その姿から、挑戦することの素晴らしさ、ひたむきに努力し続けることの大切さ、そしてその熱い思いが結果を生み出すという、私たちが生きていく上でとても大切なことを改めて教えられたように思います。

選手の皆さんに心から感謝とエールを贈りたいと思います。

 さて、いよいよ卒業式シーズンを迎えました。

市内の3つの高等学校では、先日卒業式が行われ、卒業生たちが自らの夢を追い求めて、それぞれの進路に向かい、元気に巣立っていきました。

卒業生の皆さんには「これからの人生には、色んな事があるでしょうが、悲しい時や辛い時、生まれ育った『ふるさと』を思い出してほしい、『ふるさと』は皆さんをいつも応援しています」とお祝いのメッセージを贈りました。

 私は、常に夢を持つことが“なりたい自分”への第一歩だと思っています。

 小学唱歌「ふるさと」に、「いかにいます父母 つつがなしや友がき 雨に風につけても 思いいずるふるさと」、「志を果たして いつの日にか帰らん」とあります。

 卒業される皆さんには 大きな夢と希望を胸に抱き、力強く羽ばたいていただきたいと願っています。

 平成26年度は、私にとって公約を実現するためのスタートとなります。私自身も、地域が元気で輝きのある町となるよう、大きな夢を抱きつつ頑張っていきたいと思っています。

 

平成26年度施政方針

平成26年2月27日

2月26日、3月市議会定例会が開会されました。

 今回の議会では市長就任後、初めて編成しました予算案を提案することとなり、開会にあたり施政方針と予算提案説明を行いました。

 

(以下、平成26年度施政方針と予算説明の内容)

 平成26年度予算の審議をお願いするにあたりまして、 新年度の市政運営に臨む所信の一端を申し上げ、議員各位 並びに市民の皆様のご理解とご協力をいただきたいと思います。
 昨年5月、市民の皆様の負託を受け初めての予算の編成となりました。この間、市民の皆さんとの対話を重視し取り組んでまいりましたが、その中で公約でも訴えてきました、地域の元気、そして輝きのあるまちを目指した市政推進が今求められていると実感しております。
 これらの実現への第一歩であり、また、合併10年目を迎える平成26年度予算につきましては、人口減対策や、地域資源を活かした新たな産業振興策、スポーツ立市に向けた施策展開など、行政が主体性を発揮し、市民の皆さんと知恵を出し合い、地域がいきいきとし明日への希望が持てるまちづくりに向けて取り組んでいかなければならないと考えております。
 「このまちに住んでよかった」、「住み続けたい」、あるいは「住んでみたい」と実感できるまちづくりを進めるために、安心・安全なまちであることはもちろん、市民が健康でいきいきと暮らし、地域、経済、産業などあらゆる分野において「活力があること」が大切であると考えております。
 そのためには、行政はもちろん、地域が自らあるいは行政とともに明日の宍粟を考え、その実現のために必要な支援を行っていくことはもちろんのこと、交流人口の増加や定住促進に向けて、「いきいきとした地域の創造」に取り組み、魅力あるまちづくりを進めていかなければなりません。そのため、平成26年度は、合併による普通交付税の優遇措置の段階的縮減が始まる平成28年度以降を見据えつつ、将来にわたって持続可能で自立した個性豊かな地域づくりへのきっかけとして、「地域創造枠事業」を創設し、今やらなければならないものに集中し、いきいきとした地域の創造をめざしてまいります。

 

 それでは、総合計画の6つの柱に沿って26年度の主な施策をご説明いたします。

 まず、『人と人、人と自然にやさしいまちづくり』につきましては、宍粟市の自然資源を最大限活用し、人と自然が共生できる社会の構築、循環型社会の形成をめざして施策の総合的かつ計画的な推進を図ることとし、小水力発電事業への支援をはじめ引き続き防犯灯のLED化、太陽光発電、木質ペレットストーブなどのグリーンエネルギーの導入を進め、エネルギー自給率70%の達成に向け取り組んでいきます。
 また、千町拠点エリアの整備と多種多様な自然資源を活用したエコツーリズムの推進、森林整備のための森林経営計画作成費用の助成、林地残材の木質バイオマス発電事業への搬出などを積極的に進めるとともに、「みんなで創る夢の小径事業」としてかわまちづくり事業と一体化した水辺空間づくりに取り組みます。 

 次に、『活力のある産業が支える豊かなまちづくり』につきましては、観光の振興として、姫路市内のみゆき通りの一角に新たに「ふるさと宍粟PR館(仮称)」を設置し、宍粟市の特産品、地酒、農産物などをPR、販売することで交流人口の増加をめざします。また、大河ドラマ「軍師官兵衛」や播磨国風土記編纂1,300年、宍粟立藩400年をまちおこしの好機として、旅行業者と連携しツアーを実施するなど観光客の受け入れや市民のみなさんのふるさと意識醸成の仕組みを構築していきます。
 さらに、千種湿原等の拡充整備、篠ノ丸城跡登山道のもみじ植栽等観光地の育成にも努めるとともに、県内初となる森林セラピーの認定に取り組んでおり、健康増進や森林資源のブランド化を図るとともに、観光資源につながりを持たせ、リピーターの確保、地域の活性化につなげていきます。
 農業施策については、地産地消推進事業として、新たにファームマイレージや「畑の教科書」の作成に取り組むほか、宍粟での定住及び就農をめざした就農前研修を実施し、空き家の利活用も含めた田舎暮らし体験に取り組みます。
 林業施策では、林業担い手育成対策事業として林業事業体が採用する新規雇用者の研修費用の一部を助成するほか、宍粟材の販路拡大のための展示会出展などを支援する「宍粟材普及促進支援事業」の創設や森林整備の推進のため、森林管理100%作戦推進事業の対象を拡大し、森林の公益的機能の向上にむけ林地残材の利活用も推進していきます。
 商工業振興では、六次産業化推進事業の第一歩として特産品レシピの開発や産品開発など各種団体間で連携する仕組みと販路拡大を検討します。また、産業立地促進条例を改正し、県内でもトップクラスの支援策を整備し、企業誘致ガイドブックを作成することで企業誘致に積極的に取り組み、雇用の場の拡大に向けた施策を展開します。

 次に『健康と福祉を育てる安心のまちづくり』につきましては、まず、急速な少子化及び過疎化の進行、家庭及び地域を取り巻く環境の変化などを捉え、子育て需要に対応した子ども・子育て支援事業計画を策定するとともに、新たに5歳児健診を開始し、発達障害などの早期発見による発達相談等就学に向けての支援に取り組み、妊娠から出産、子育てへの連続した少子化対策の推進として、不育症治療、特定不妊治療及び妊婦健診に係る助成と中学生以下に対する通院・入院医療費の自己負担額について全額助成を継続します。
 また、高齢者福祉対策として、新たに高齢者の健康、運動、介護予防、交流の場の創設などを目的としたいきいき百歳 体操を実施するシルバーパワーアップ事業に取り組むとともに第6期介護保険事業計画の策定を行います。
 障がい者福祉では、第4期障害福祉計画を策定するとともに、サービス利用計画を作成する相談支援事業所を市で運営するとともに、障がい者(児)の社会参加促進を念頭に、総合的な障害者福祉施策に取り組みます。外出支援サービスについては、段階的に見直しを行い、持続可能で利便性の高いものとするため、公共交通体系の整備と合わせ、そのあり方と  方策を決定します。
 医師確保については、トップセールスを含めて徐々に明るい兆しが見え始めております。本年4月から新たに常勤、非常勤をあわせ7名の医師を招聘し、さらに6月にも1名増員となる予定であり、外来及び手術日数の増加など充実していく見込みであります。今後も、基幹型臨床研修病院の周知、後期研修医の指導体制の整備、大阪医科大学をはじめとする関係機関への招聘要請など努力を重ねるとともに、奨学金制度や新たに開設する院内託児所など、環境を整え、引き続き医師確保に取り組んでいきます。

 次に『人の生きがいや個性的な文化を育てるまちづくり』については、まず、いじめの早期発見と未然防止のための取組や、重大事案が発生した際に迅速な対応をするため「いじめ防止基本 方針」の作成に取り組みます。また、特別な支援を必要とする児童生徒へのきめ細やかな対応を行うため、特別支援員に加え新たに指導主事を配置します。
 学校規模適正化、幼保一元化については、山崎西小学校、波賀小学校校舎等改修事業、千種中学校区の認定こども園の建設及び戸原小学校区での認定こども園の設計に着手するとともに、耐震補強・改修工事として千種中学校の校舎を改修いたします。
 また、学力面では、「全国学力状況調査」をもとに、学力検討委員会での分析等をふまえ「確かな学力育成プラン」を推進するとともに、体力面では児童生徒の体力や運動能力 向上に取り組みます。
 社会教育、スポーツ施策では、まず、千種中学校区の認定こども園に併設する図書館を建設するほか、すでに条例改正をしております高齢者等のスポーツ施設使用料金免除や学生合宿助成を小学生まで拡大するなど、健康増進や地域スポーツの振興などを進めてまいります。
 人権施策関連では、市民一人ひとりが人権意識を高めるための人権教育と啓発を行うとともに、人権推進アドバイザー事業や「いきいき地域づくり事業」等に引き続き取り組みます。

 次に、『快適な生活と交流を支える活力あるまちづくり』につきましては、まず、災害に強いまちづくりを進めるため、宍粟市防災計画及びハザードマップの改訂を行います。さらに、集落間の通学路には防犯灯の設置を行い、誰もが安心して暮らせるまちづくりをさらに推進するとともに西はりま消防組合が平成26年度から2か年で実施する消防無線デジタル化経費の負担を行います。
 消費者行政については、引き続き専門相談員を配置し、消費者団体との連携も含め、総合的な相談と被害の防止を図ります。
 道路網の整備では、通学路の安全確保、不通区域や幅員狭小箇所の計画的整備や孤立集落の防止に向けた迂回路など 防災機能を含めた道路の整備に取り組み、新設改良から予防修繕や事前補修による耐用年数長期化を図る長寿命化へ方向をシフトし計画的に取り組んでいくとともに、新たに自治会が管理する里道・水路の修繕への支援制度を創設します。
 上下水道施策では、簡易水道会計を水道事業会計に統合するとともに、老朽管、遠方監視システム・集中監視システムの更新、さらに、安定した水道水の供給のため上寺浄水場第2期改良工事を進めます。
 上水道・下水道料金については、料金体系の統一と引き下げを本定例会に上程しておりますが、改定により料金が大きく増額する場合は激変緩和対策として助成制度を設け、段階的に新料金体系へ移行することとしております。

 次に、『住民・行政の参画と協働による自主創造のまちづくり』については、戦略的に情報発信する有効な手法について広報・広聴戦略プランを策定するとともに、広報紙及びホームページを活用したまちづくり団体の情報発信コーナーを設置します。
 また、ふるさと納税の手続きを簡易にし、納税しやすい環境を整え、ふるさと宍粟の特産品を贈るなど特産品の振興を推進していきます。
 さらに、老朽化が進む公共施設の更新の検討とあわせて、施設や機能の集約化の方針を策定します。
 まちづくりの基礎となる総合計画については、平成27年度中の計画策定に向けて計画的に進めていくとともに第三次行政改革大綱の策定に着手し、普通交付税の一本算定を見据えた中長期的な財政見通しによる効率的な行政運営をめざします。

 以上が主な事業となりますが、予算概要及び主要施策の説明書にもお示ししておりますとおり、今やらなければならない施策を選択し重点化した予算編成に努めております。

 当初予算額は、一般会計で236億4000万円と、前年度に対して7.2%の増となりますが、25年度当初予算は国の大型補正により24年度に前倒しして補正計上したこと、加えて、消費税の増額見込み分や臨時福祉給付金等を計上していることを考えますと、実質的には減額予算になっていると考えます。

 また、将来の財政健全化を見据え、4年連続して財政調整基金の取崩しは行わないこととし、さらに昨年に引き続き 2億7千万円の任意の繰上償還分を計上しております。この結果、26年度決算では実質公債費比率は15.8%となる見込みで、その他の指標も含め財政健全化に向け着実な取り組みを展開していると考えております。

 

 以上、予算の提案説明も兼ね、平成26年度の市政運営に係る施策の概要等について申し上げましたが、さまざまな行政課題に果敢に取り組む中で、将来の健全な行財政運営のために守るべきものは守る中で、市の活性化をめざした責任ある予算であると思っております。

 

市長室から~平成26年度に向けて~

平成26年2月10日

 平成26年も早や1ヶ月が過ぎました。本当に日が過ぎるのは早いものです。

 市では、平成26年度予算編成が最終段階となってきました。市長として、重大な決断と責任がその内容に表れてくるものと思っています。もちろん、その詳細については3月定例議会に提案し、18人の市会議員の皆さんに審議していただきます。

 宍粟市として10年目を迎える26年度は、次のステップに移る第一歩として、『いきいきとした地域の創造』を目指していきたいと考えています。各部局において積み上げた予算案について議員の皆さんと、市の発展、市民生活の充実、福祉の向上を図るため、胸襟を開いて議論したいと思っています。

 その中でも、大河ドラマ「軍師官兵衛」や、播磨国風土記にもとづく「日本酒発祥の地」などを活かし、交流人口の増加を目ざします。交流人口を増やすことにより、地域に活気が生まれるような取り組みを仕掛けていきたいと考えています。

 そして、何と言ってもこれからの宍粟をつくる主役は、市民の皆さん一人ひとりです。日ごろから市民の皆さんとお話をさせていただく度に、自分が生まれ、育ち、住んでいる地域への愛着や誇りがあるからこそ、地域の将来を考え、さまざまな課題に取り組む前向きな活動が生まれてくるということを強く感じています。 

 私たちのふるさと「宍粟」の豊かな自然や、歴史や文化に触れ、それらを知る機会を広げながら「ふるさと意識」を更に育くんでいくとともに、私自身も柔軟な発想とスピード感を持って、市政運営に取り組んでまいります。

 まだまだ寒さ厳しい日が続きますが、どうぞ皆さん、お元気でお過ごしください。

 

市長室から ~飛躍の一年に~

平成26年1月6日

 新年あけましておめでとうございます。

 皆様におかれましては、穏やかな清々しい新春をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。
 さて、今日から市役所業務が始まりました。私にとっては、昨年5月、市民の皆様の負託を受けて、市長に就任してから初めての新春です。この間、市長という重責を日々感じるとともに、私の職務とは何かを考えながら、市政運営にあたってきました。

 そのような中、昨年9月には、2020年東京オリンピック決定という明るい話題で日本中が沸き立ちました。政策目標のひとつに「スポーツ立市」を掲げる私にとっても、大変うれしいニュースとなり、オリンピックを目指す若きアスリートの支援はもちろんのこと、市民の皆さんが元気で2020年を迎えることができるよう「健康づくり」としてのスポーツ推進に注力していきたいと考えています。

 また、豊かな自然や資源を活かすために様々な事業を展開してきましたが、ちくさ高原ゆり園開園、もみじまつりなどのイベント開催、福知渓谷の災害復興に向けた取り組み、西播磨アンテナショップ等への野菜出荷など、市民の皆様のご尽力やご協力によるものが少しずつ形として見え始め、まさに宍粟市を元気にしてくれる大きな原動力になっています。

 あわせて、まちを活性させるためには、基幹産業の活性化が重要であり、昨年度より農業、林業、商工業、それぞれの関係機関の方々とともに、将来に向けた協議や懇談を重ねています。

 こうして私の心の中の想いの一つひとつが、地道ではありますが、着実に進んでいると自負するとともに、昨年は私の始まりの一歩であり、今年は、今後どう進めていくか、目標達成に向けた大きなステップを踏み出す一年であると気を引き締めています。

 私の大きな役目は、「躍動する宍粟市」にむけ、その道筋を付けることであり、26年度においては、「いきいきとした地域の創造」を重点として、過疎化や少子高齢化を乗り越えていくための、自立可能な地域の創造をめざした予算編成をしたいと考えています。

 そして、市長として市内外に広く宍粟市をアピールするとともに、今何が必要かをしっかり見極めていきたいと考えています。

 昨日5日からNHKの大河ドラマ「軍師 官兵衛」が始まりました。黒田官兵衛は、豊臣秀吉から初めて「宍粟郡一職」を領地として与えられ、その後数年で豊前(現福岡県)12万石の大名に出世したと言われています。まさに黒田家にとって宍粟は飛躍の地です。

 官兵衛にあやかり、平成26年は、宍粟市が飛躍する良き一年となるよう、市民の皆様との対話を大事にし、職員と一丸になって市政運営に取り組みたいと思います。

どうぞ皆様のお力添えをお願いいたします。

 新春を迎えるにあたり、皆様の益々のご健勝と、本年が素晴らしい一年となりますよう心よりお祈り申し上げます。ともに元気で頑張りましょう。

                 
 

市長室から ~夢ある宍粟にするために~

平成25年12月2日

 今年もあと少しとなり、一年を振り返る時期となりました。私にとって今年の最大の出来事は「市長就任」ですが、もちろんそれが「目的」ではありません。そこから「躍動する宍粟市」に向けた展開・発展こそが一番の目的です。

 熱い思いを持って就任したものの短時間で目に見える形をお示しすることができませんが、10月より開催している行政懇談会の会場において出される意見や提言が、私への期待と応援のように感じられ、責任の重さを痛感しています。そして、皆さんの期待にお応えできるよう一層精進していきたいと気を引き締めています。

 行政懇談会では、「スポーツ立市にむけ、ランニングコース整備を」「健康づくりに最善を」「農林業における6次産業化への支援を」など、いろいろな意見や提言をいただきました。

 また、皆さんが宍粟の未来に期待し、地域に愛着をもたれ、みんなで盛り上げていこうという想いを感じました。宍粟のために私が頑張ることはもちろんですが、何よりもその地域に住み、大切に思われる皆さんの力こそが宍粟を元気にし、夢ある宍粟をつくる原点であると考えます。

 来年度の予算編成に向けた協議が始まりました。皆さんからのご意見もしっかり踏まえたうえで、できることできないこと、優先しなければならないことなど、しっかり協議検討し、未来へ向けた取組みがひとつでも多く実現できるよう努めてまいります。

 来年は合併10年目という節目の年です。郷土への愛を膨らませ、それを発展に結びつける「躍動する宍粟市」への努力を欠くことはできません。一歩一歩前へ進めるよう努力してまいりますので、皆様のご協力をお願いいたします。

 これから忙しい年末を迎えます。どうぞ皆さんお元気でお過ごしください。

宍粟市行政懇談会の様子

蔦沢会場(生涯学習センター学遊館)にて

市長室から ~使命にむかって~

 

平成25年11月1日

 早いもので市長就任以来半年が過ぎました。あっと言う間の6ヶ月でしたが、停滞気味の宍粟市に躍動感を持たせるべく決意した私の想いは、もちろんそう簡単に成せるものではありません。しかし、同志であり仲間でもある多くの職員と胸襟を開いて論議しながら、少しずつその方向に進んでいるものと確信しています。

 まずは宍粟市職員としての意識のあり方が課題であると思っています。市職員が合併後8年以上も経って旧町意識を引きずっているとしたら、市民の感覚も変わるはずがありません。「旧町域の職員ではなく、宍粟市の職員である」という自覚、この壁を乗り越えてこそ市としてのメリットが生まれてくると思います。

 2番目の課題は、健全な自治体を持続させるための財政力、3番目は、全ての施策に共通して影を落としている「少子高齢化」の課題です。

 その他医療、福祉、産業振興等多くの課題がありますが、市民の皆様と信頼できる多くの職員との議論を深めながら、具体的施策を検討していきたいと考えます。

 現在、行政懇談会を実施していますが、今年度は、より市民の皆様と身近に対面し懇談したいと考え、小学校区を基本単位とする市内15会場で開催しています。これまでに実施させていただいた会場の参加者からは、市政に対する様々なご意見や将来のまちづくりに対するご提案をいただきました。

 懇談会での即答は難しいものもありますが、皆様からのご意見等をもとに、できることできないことの判断とやるべきことは着実に実行する、これが私の使命と考えています。行政懇談会は、12月中旬まで続きます。皆さんからのご意見、ご提案をお待ちしています。

 この半年間を振り返ると、決して及第点をつける自信はありませんが、向き合うものに真剣に向き合い、地道にこつこつと取り組んでまいりました。

今後も勇往邁進、頑張ってまいりますので、皆様のご指導をよろしくお願いいたします。

 

市長室から ~我がふるさと 森林(もり)のまち 宍粟~

平成25年年10月1日

 2020年東京オリンピックの開催が決定しました。大変嬉しく思うとともに、7年後に想いをはせると今からワクワクとした気持ちになります。皆さん元気でその日を迎えましょう。

 路傍のススキが銀色に輝き、すっかり秋めいてきました。宍粟の秋は楽しい秋でもあります。そう、もみじの季節の到来です。

 北は波賀町の氷ノ山山麓から南は山崎町の戸原地区まで、1ヵ月余りかけて、もみじ前線が南下してきます。その間、宍粟市のどこかで必ず、目にも鮮やかな紅葉が楽しめるというわけです。そして、市内各地で「もみじ祭り」が開催されます。特に最近は、11月下旬に開催されている山崎の「もみじ山」の祭りがにぎわっているようです。

 もみじ山は、山崎町の八幡神社東側にあり、その紅葉は息を呑むような美しさであると、インターネットで紹介され、関西地区のもみじランキングでも上位にランクされることから人気が高まり、昨年は中国自動車道山崎インターから車が渋滞するほど盛況でありました。

 祭り当日の関係者をはじめ、日ごろからもみじ山の整備をしていただいている地元有志の方々の熱い想いを感じ、たくさんの人が訪れる観光資源に心躍らせながらも、市としての今後の活用を模索しているところです。

 我がふるさと宍粟は森林の町です。山は大きな観光資源ですが、現在の最重要課題は、林業の振興です。一昨年に期待を集めて一宮町にオープンした協同組合兵庫木材センターは、順調に稼動し、兵庫県の木材集積加工の一大拠点となりつつありますが、後継者の問題や木材の価格低迷など林業を取り巻く課題は山積しています。市内にある兵庫森林管理署、県立森林林業技術センター、しそう森林組合などの林業関係者や県内外の思いを同じくする方々とも連携、協働しながら、また、全市職員のやる気を喚起しながら、人間が生きていくために不可欠な森林の持つ潜在的能力を追求しなければと考えています。

市長室から ~スポーツがつなげる地域の輪~

平成25年年9月2日

 秋の訪れとともに9月は、各地で敬老会が開催されます。

 現在、宍粟市の高齢化率(65歳以上の人が全体に占める割合)は28.6%で、今後も少子高齢化により、この数字は上がるものと推測されます。

 高齢化の進行は思いのほか早く、国の対策を待つより、先ずはそれぞれの自治体独自の対処法を考え出さなければならない事態であると思いますが、なかなか即効薬がありません。

 私は選挙中「スポーツ立市」という考え方を訴えました。これは、スポーツを通して市民みんなが健康であるまちを目指し、「いつでも」「誰でも」「どこでも」隣人と触れあい、コミュニティを盛り上げる施策を展開したいという考えによるものです。

 私も今年60歳を迎えましたが、今でもスポーツマンであると自負し、スポーツを通じて生まれたつながりや友情が力となり今の自分を支えていると思っています。

 市役所から夢公園を見ていますと、熱心にグラウンドゴルフをされる皆さんやキャッチボールなどを楽しむ子ども達がいます。スポーツはアスリートをめざすという方もあると思いますが、誰でも日ごろから体を動かしたり、簡単なスポーツに取り組んだりすることが日々の健康につながります。

 また、十数年前に県が提唱された「スポーツクラブ21ひょうご」は、市内でも各地域で取り組まれ、地域住民の交流に一定の成果を見せました。

 誰もが生きいきと元気に暮らせる宍粟になることを願うとともに、今一度、スポーツクラブ21のような「スポーツがつなげる地域の輪」といった施策に立ち返るのも、少子化や高齢化、過疎化に対応する一つの手段と考えています。

 市長として何ができるのか。高齢者福祉を考える9月、スポーツの秋、夢と責任が膨らんでいきます。

市長室から ~地域の力と結びつきを大切に~

平成25年8月1日

 まもなくお盆を迎えます・・・正式には盂蘭盆会と言われる祖先の霊を迎えるならわしですが、「盆と正月が一緒に来たような・・・」と言われるほど日本人にとっては特別な行事となっています。

 お盆には、精霊流しや盆踊りなど様々な先祖供養の催しが行われますが、そうした行事は古くからの地域のコミュニティの上に成り立ってきました。

  私が生まれ育った山崎町神野地区は、昔から地域のつながりが強いところですが、市内でも市街地から離れた地域に行くほど、少子高齢化や過疎化と相まって、地域のつながりは強くなっているようです。

 しかし、近年、アパートやマンションがたくさん建ち始めた市街地の一部地域などにおいては、人と人とのつながりや人間関係の希薄化が見受けられます。もちろん国内でも東京や大阪、神戸などの大都会になるほど隣人との結びつきは薄れ、ついには隣の人の顔を見たこともないというような状況も起きているようです。

 そうした現象と少子高齢化や介護・福祉の問題は直結します。地域のつながりの中で人が健全に老後を過ごし、地域の中で終末を見送るという社会が消滅し、代わって極端な介護福祉国家が出現しました。 結果として、医療や介護・福祉にかかる費用はうなぎのぼりで、宍粟市の25年度予算にも170億円が計上されています。

 少子高齢化が元には戻り難いように、この地域コミュニティの希薄化の問題もそう簡単には戻りませんが、幼稚園や保育所さらに学校、自治会や老人会、市の事業・・・あらゆる場面において地域の力と結びつきを大切にする市政を展開することを基本において、職員と知恵を出し合いながら努力を続ける所存です。

 毎日暑い日が続きますが、お元気でお過ごしください。

市長室から ~議会との関係~

平成25年7月1日

 市長就任からおよそ1カ月半、当初覚悟した職責に対する重さは増すばかりですが、次への私の道筋も徐々に見えてきました。

 一つひとつ地道に課題を整理し、開かれた環境の中で市民の皆さんや職員と対話を重ねることで、一歩ずつ、少しでも良くなる宍粟市へと、駒を進めたいと思うところです。

 先日、私が市長に就任して初めての議会が閉会したところですが、今回は、議会制民主主義の根幹である「議会」について私の所見を述べてみたいと思います。

 今回の市長、市議会議員選挙の結果、市長1名、議員18名が選ばれ、向こう4年間の市政について、負託を受けましたが、議院内閣制をとる国会と違って、地方自治においては二元代表制がとられています。つまり市長と議員が別に直接市民の審判を仰ぐという方法ですが、ここでは、双方が市民の代表であり、対等の立場で市政の運営に携わるとともに、監視・牽制による緊張感を保持しながら、市の発展を図る制度であるといえます。

 当然政党政治の中で、この宍粟市議会にも党派に属されている議員がおられますが、党本部の方針がそのまま地方に反映されるとは考えられません。宍粟には宍粟の課題があり、ここにおいて解決しなければなりません。

 よく市長派と反市長派という言い方がされ、党派や会派のことが語られますが、もちろん志を同じくする集まりを否定するものではなく、過疎化や少子高齢化、雇用問題や産業振興などの諸課題をはじめ、地方自治の命題であります市民福祉の向上と持続可能な行財政運営のため、いわゆる是々非々で、18人の議員の方々と心を開いて語り合い、市民の皆さんにもお知らせしたいと思っているところです。長い道のりですが、よろしくお願いします。

 これから梅雨末期を迎えいよいよ夏本番となりますが、ご自愛いただき、健康でお元気にお過ごしください。

就任あいさつ~躍動する宍粟市をめざして~

  このたび宍粟市長として市政を担わせていただくこととなりました福元晶三です。5月15日に就任し、改めてその重責を感じ、身の引き締まる思いとともに、市民の皆様のご期待にお応えできるよう全身全霊で市政運営に取り組む決意をしているところであります。
市政運営にあたりまして、次の4つの目標を掲げて取り組みます。

対話を大切に

「宍粟」というかけがいのない故郷を元気にしていくために、多くの市民の皆様のご意見を聞き、対話を重ね、議論の中から施策とサービスの向上に努めます。職員とも心をひとつにし、時代を的確につかみ、チーム宍粟としてスピード感を持って行政運営を行います。

自然と資源を活かす

宍粟市には四季を織りなす優美な自然、アウトドアスポーツの拠点、温泉保養施設等、多くの観光資源があり、これらを観光に活かすために、まち全体でおもてなしの心を育み、たくさんのお客様に訪れていただけるような仕掛けを作ります。今春、神戸北野にオープンした「西播磨ふるさと特産館」と連携し、宍粟の魅力発信を行うとともに観光基本計画に掲げる「ふるさと宍粟観光ステーション」を早期に整備し、交流人口の増加による地域の活性化をめざします。

人と人とのつながり、心を大事に

次代を担う子どもたちが、大きくたくましく育つための教育、生きる力を育む施策を重点に、学校規模適正化や幼保一元化を進めるとともに、すべての人が生きがいを持って過ごせる生涯学習環境を整えます。

また、総合病院と開業医との連携を進め、安心できる医療体制を整備します。

限りある財源の有効活用

平成28年度から普通交付税が縮減されるとともに、税の増収が見込めない状況において、限りある財源の活用が問われます。持続可能な市政運営には勇気と決断が必要であり、市民の皆様にもご理解いただき、行財政改革を進める中にも重点施策には思い切った投資を行い、メリハリの利いた行政運営を進めます。


以上4項目を目標に掲げ、市長として宍粟市の先頭に立って、スピード感を持って「躍動する宍粟市」の実現に向けて邁進いたしますので、皆様のご理解、ご協力をお願い申し上げます。


平成25年6月


宍粟市長 福元 晶三

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