臨床工学部のご紹介

更新日:2024年02月01日

医療機器を点検している様子の写真

当科の特色

 臨床工学技士(CE:Clinical Engineer)は、病院内において医療機器、工学の知識を有する職種です。特に生命維持管理装置については深い知識や技術が必要であり、診療の補助行為を行うものとして専門性を持って業務に従事し、他の医療スタッフとの連携を取り、安全な医療を提供できるよう努めています。

業務内容

医療機器保守管理業務

 病院内にある様々な医療機器の保守・点検・管理業務を行っています。
毎日各病棟や救急室をラウンドし、人工呼吸器や保育器などの生命維持管理装置、その他の医療機器の日常点検を行っています。

点検された医療機器
医療機器を点検している様子

透析センター業務

 透析センターは30床あり、透析センターで使用する装置の操作・保守・管理・点検、透析液の維持管理を行っています。当院には維持透析しかありませんが、依頼があれば腹水濾過濃縮再静注法(CART)やアフェレーシス療法(血漿交換・血液吸着・顆粒球除去)などの特殊な血液浄化療法にも臨機応変に対応しています。
 また、バスキュラーアクセスエコー業務も行い、透析患者さんのバスキュラーアクセスの維持管理や、エコーガイド下穿刺も行っています。

機器の点検
装置を操作する様子

手術室業務

 手術室内で使用する医療機器の操作・保守・管理・点検や術中トラブル時の対応を行い、手術が安全に行えるように努めています。

手術中の様子

内視鏡室業務

 内視鏡室内における医療機器の操作・保守・管理・点検、スコープの洗浄・清浄度管理や、内視鏡検査時の組織の採取、ポリープ切除、止血処置、内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)や、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)などの特殊検査・治療の際に、医師の介助業務も行っています。
 また、夜間・休日の緊急検査・処置にもオンコール対応をしています。

その他、臨床支援業務など

経皮的ラジオ波焼灼術(RFA)業務
 RFA治療を行う際の装置の操作及び医師の介助業務、物品の発注管理を行っています。

経皮的胆道(胆嚢)ドレナージ(PTB(C)D、PTGBD)業務
 PTB(C)D、PTGBD治療を行う際に、清潔介助や外回り業務を行っています。

その他
 
医療機器の安全使用のため医師や看護師などに向けた医療機器の勉強会や、「ME通信」を発行し、医療機器に対する安全使用の啓蒙活動も行っています。

機器の操作説明をしている様子1
機器の操作失明をしている様子2

スタッフ紹介

スタッフ:6名(男性:5名 女性:1名)

取得資格

資格名

取得人数

第2種ME技術実力検定

3

3学会合同呼吸療法認定士

1

透析技術認定士

1

消化器内視鏡技師

2

医療機器情報コミュニケータ(MDIC)

1

認定医療機器管理臨床工学技士

1

内視鏡関連専門臨床工学技士

1

(その他)業務範囲追加に伴う厚労大臣指定研修終了

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