令和元年11月記者発表
定例記者発表
令和元年11月18日に開催しました定例記者懇談会の市長コメントと資料を掲載します。
宍粟市雇用創生協議会について(市長コメント)
私は常に、当然のことでありますが、市民を信頼して共にまちを創っていく。そういう姿勢を貫くことが大事だと、大切だと思ってきました。そのことが市行政への信頼、あるいは私自身への信頼に繋がると、このように考えております。しかしながら今回のこの件に関しましては、まさに市民を裏切ったのは事実であります。大変申し訳なく思っております。同時に、重ねて市民の皆さん、関係者の皆さんに心よりお詫びを申し上げたいと思います。本当に申し訳ありませんでした。
この雇用創生協議会の設置目的は、これまで記者の皆さんにも申し上げてきたところですが、宍粟市が現状として抱えているたくさんの課題、そのなかでも人口減少や過疎化、特に少子化、あるいは若い人たちがどんどん転出する状況と、先人から預かった豊かな森林や自然をどのように次代につないで行くのかなどを考えたとき、森林をしっかり守り、農地をしっかり守り、少しでも働く場を増やしていく、このことが市にとって非常に重要だと思っています。特に本市でも被害がありました昨年の西日本豪雨のような想定しきれ得ぬ雨量に対応するには、森林をしっかり守ることが減災、防災に大きく役立つと感じているところでございました。
そのような中、この協議会の目的の一つであるミツマタの事業は、まさしく山を守り、里山を整備し育成する、そのことによって働く場が生まれる。市がめざす森林を守る「森林から創まる宍粟創生」の施策とまさに一致していました。同時に豊かな自然や観光資源を生かした交流人口の増大という課題も、一歩でも解決に向かうのではないかと感じていました。
まさにセミナーは人材育成の場です。森林や田畑や観光など、いろんな職業への人材が育まれることを大いに期待していました。しかし、残念ながらセミナーの開催に非常に不適切な部分があったことは、極めて残念な思いです。
これまでの流れを時系列で申し上げます。
10月11日、兵庫労働局の監査が協議会に入りました。
10月30日、監査を受けて兵庫労働局から不適切な支出が見受けられると話がありました。
11月1日、緊急の協議会役員会を招集。市長で会長でもある私と副会長、事務局職員の5名で開催しました。私から労働局の指摘を報告し、11月1日からの事業一時停止を指示しました。
11月5日、新聞報道がありました。
11月7日、副会長と事務局職員が報道発表し、勤務実態のない中での不正受給を認めました。
11月8日、昨日の報道を踏まえ、副会長と事務局職員にお越しいただき、私自身がその不正受給を確認しました。結果は勤務実態がない中で不正受給を認めたとの報道発表のとおりでした。同時にその受給分は返還する旨の話がありました。副会長は11月8日に返還がなされたことを確認しました。
11月13日、神戸新聞社の記者の取材で、協議会解散の意思表示をしました。これは11月8日の二人の不正の実態を私自身が確認したので、発表したものです。
今日までも、さらに今後においても兵庫労働局と一体になりながら、私は一貫して、不正はあってはならない、断じて許さないという意思を持って、いま全容解明に向けて全力をあげています。
その他ニュース
ほか記者発表のおもなニュースは次のとおりです。
- しそうビジネスサポートを開催
- 中高生向け木育新聞を発行
- エシカル講演会を開催
- 人権週間講演会、映画会を開催
- 宍粟学講座開催
- 青年期人権教育研修会開催
詳しくは、下記の資料をご覧ください。
令和元年11月記者懇談会資料 (PDFファイル: 12.7MB)
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更新日:2019年11月19日