エシカル消費ってなに
皆さんは食品を購入する時、何を基準に選んでいますか。
実は、わたしたちの日々の選択(買い物)と社会は深くつながっています。
食品などを購入する時、人や環境、社会や地域、動物などに配慮したものを選ぶことを「エシカル消費」といいます。
あなたの消費が世界の未来を変える
エシカル(ethical)とは「倫理的」「道徳的」という意味があり「社会的な模範」のことです。聞き慣れない言葉ですが、最近は日本でも広がりつつある考え方です。
エシカル消費の覚え方
人も自然も傷つけず、
- (え)笑顔つながる
- (し)幸せひろがる
- (か)買い物
- (る)ルール
と覚えましょう。
地産地消もエシカル消費
エシカル消費のひとつに地産地消があります。地元の産物を購入することが地元生産者の応援になります。地元生産者の生産意欲が高まると農地の荒廃を防ぐことにもつながります。
また、地元で消費されることで流通のための移動距離が短くなり、排出される二酸化炭素が少なくなります。
市内には安全安心にこだわり、丁寧に産物を育てる生産者がたくさんいます。地元の安全安心なものをとることで健康も手に入ります。地元宍粟の恵みをたくさんとってエシカルしましょう。
エシカル消費でできる応援の具体例
環境への配慮
- エコ商品を選びましょう。
資源保護など環境への配慮ができます。
社会への配慮
- 寄付付き商品を選びましょう。
購入することで社会貢献につながります。 - フェアトレード(公正貿易)商品を選びましょう。
発展途上国と生産者を支援することができます。
人への配慮
- 障がいのある人たちがつくった商品を選びましょう。
購入することで障がいのある人への支援と自立への後押しへつながります。
地域への配慮
- 地元の産品を買いましょう(地産地消)。
地域活性化や輸送にかかるエネルギー削減ができます。 - 被災地の産品を買いましょう。
被災地の特産品を消費することで、経済復興を応援できます。
生物多様性への配慮
- 認証ラベルのある商品を選びましょう。
人と自然界との共存が図れます。
持続可能な開発目標(SDGs)
2015年9月に国連の持続可能な開発サミットで採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」は、経済や社会、環境をめぐる広範な課題について、すべての関係者の役割を重視し、「誰一人取り残さない」世界の実現をめざす国際目標です。
世界を変えるための17の目標
- 貧困をなくそう
- 飢餓をゼロに
- すべての人に健康と福祉を
- 質の高い教育をみんなに
- ジェンダー平等を実現しよう
- 安全な水とトイレを世界中に
- エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
- 働きがいも経済成長も
- 産業と技術革新の基盤をつくろう
- 人や国の不平等をなくそう
- 住み続けられるまちづくりを
- つくる責任つかう責任
- 気候変動に具体的な対策を
- 海の豊かさを守ろう
- 陸の豊かさも守ろう
- 平和と公正をすべての人に
- パートナーシップで目標を達成しよう
「持続可能な開発目標(SDGs)」の中にも、貧困や飢餓、エネルギー、気候変動、平和的社会などとあわせて「持続可能な生産・消費形態の確保」が掲げられています。12番目の目標は「つくる責任つかう責任」です。
消費者政策における新たな課題(令和元年度消費者白書より抜粋) (PDFファイル: 381.3KB)
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市民生活部 人権推進課
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電話番号:0790-63-0840
ファックス番号:0790-63-0841
更新日:2019年10月18日