10月22日:しそう自立の家で移転1周年記念コンサート
しそう自立の家
障害者支援施設「しそう自立の家」(山崎町)の移転1周年を祝うサロンコンサートが10月22日、同施設で開かれ、施設入所者や一般来場者など約160人の参加者がプロのバイオリンとピアノ演奏に聞き入りました。同施設と龍野ロータリークラブ、サロン・コンサート協会が共催。昨年の同時期に開いた移転を祝うコンサートでは、新型コロナの影響で施設入所者のみの参加でしたが、地域住民との交流を深める機会として、今年は広く一般来場者を募集しての開催となりました。
コンサートの始めに龍野ロータリークラブの冨田哲雅会長が「共生社会の実現に向けて心と心がつながる交流の場になれば」とあいさつ。その後、プロ奏者の高橋真珠(またま・バイオリン)さんと姫野真紀さん(ピアノ)が奏でる「バッハ」や「ベートーヴェン」などクラシック音楽の音色が会場に響きわたり、会場内が一体感に包まれました。
しそう自立の家は、どのような障がいをもつ人でも家に近い環境で自立して自分らしく生活を送る「チェシャ―ホーム」として、平成7年に波賀町に設立。平成30年7月の西日本豪雨を機に移転を計画し、昨年4月に山崎町に新築移転しました。誰もが相互に認め合える社会の実現をめざし、リニューアルした施設には木造のホールやウッドデッキなど地域住民が利用できる交流ゾーンを備えます。この日、一宮町から参加した女性は「施設には初めて訪れた。とてもいい雰囲気で、ゆったりと音楽が楽しめた」と話しました。施設管理者の堂田俊彦さんは「コロナ禍の3年間は地域交流が止まっていた。今後は地域の人に活用してほしい」と呼びかけます。

プロの演奏に聞き入る参加者(しそう自立の家ホール)
龍野ロータリークラブの冨田会長があいさつ
ホールに響くプロ奏者の音色
施設入所者から感謝の花束を贈呈
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更新日:2023年11月06日